福岡県南にある柳川市は、江戸時代に城下町として栄え、「水郷(水のまち)」としても知られる観光名所です。
市内には網目のように「掘割」と呼ばれる水路が930kmもの長さで張り巡らされ、ゆったりとした時が流れています。
掘割沿いをゆっくりと散策するだけでも四季折々の柳川の美しさや、非日常を感じることが出来ますが、おすすめは、川下りです。柳川の川下りは通称「どんこ舟」と呼ばれる舟に乗り、水路「掘割」を巡ります。
水の音を聞きながら、季節の花々や風に揺れる柳や白壁の美しい街並みを水面から眺める贅沢な時間が過ごせます。
低い水門をくぐったり、船頭さんの巧みな竿捌きや歌、軽妙なガイドなども楽しみのひとつです。
お堀めぐりコースの外堀と内堀の分岐点にある「並倉」は明治時代に建てられたもので、柳川の代表的な風景です。
川下りの所要時間は60分~70分。
西鉄柳川駅から歩いて5~10分の所に乗船場所が4ヶ所あります。
夏と冬には季節限定の川下りもあります。
夏の「灯り舟」は、例年7月中旬~10月初旬にライトアップされた夜のお堀をめぐる川下りです。
冬には、どんこ舟に火鉢をいれたこたつを乗せ、ぽかぽか温まりながらの「こたつ舟」という川下りが楽しめます。
こたつで甘酒などを味わいながらの舟遊びは、この時期だけの特別な体験です。
その他、11月には「白秋祭水上パレード」と呼ばれる夕暮れ時に行われる幻想的な水上パレードが開催されます。
川下りの終着点には、福岡市民にも美味しい!と人気の、柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」のお店が連なっています。
下船後の楽しみにおすすめです。
その他、「柳川鍋」や、有明海で獲れる珍しい魚介類など旬の珍味の郷土料理も味わえます。
かつての城下町柳川の歴史的な観光スポットも見逃せません。
7,000坪の敷地全体が国の名勝に指定されている「柳川藩主立花邸 御花」も人気の観光スポットです。
旧伯爵の居室は、料亭の個室としても利用でき、立花家史料館では歴代藩主の刀剣や甲冑などの国宝や重要文化財を見ることができます。
柳川までは福岡市街地から車で約1時間、または西鉄福岡(天神)駅から西鉄柳川駅まで特急列車で約50分でアクセスできます。福岡を訪れたら是非訪れてみたいお薦めの観光スポットです。
– 基本情報 –
【松月乗船場】
柳川観光開発株式会社
所在地:〒832-0826 福岡県柳川市三橋町高畑329
電話番号:0944-72-6177
受付時間 9:30-14:30
年中無休
https://www.yanagawakk.co.jp/kawakudari/index.html
柳川市観光情報 https://www.city.yanagawa.fukuoka.jp/kanko/
一般社団法人 柳川市観光協会 https://www.yanagawa-net.com/