知覧特攻平和会館(가고시마)

鹿児県南九州市 「知覧特攻平和会館」 過去を知り、命の尊さ、平和の大切さを願う

来館者からの感想には、
「もっと生きることを大切にしたい。 ここに来れて良かったです」(小学生)、
「平和を望むためには、このような兵士たちの思いをもっと知り、二度と繰り返さないため学習する必要があると思います。家族を最後まで思い続けた、若い青年の死を無駄にしたくないと思います。生きることへの責任を再び考え直したい。」(高校生)、
というような内容が多く寄せられています。

第二次世界大戦末期に特攻という人類史上類のない作戦がおこなわれました。
「知覧特攻平和会館」は、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示しています。
二度と悲劇が繰り返されぬよう、戦争の悲惨さ、平和・命の尊さを伝えるため、世界恒久の平和に寄与するために、当時の旧飛行場跡地(特攻隊員が飛び立った飛行場)に建てられました。
「戦史資料展示室」では、人々がどのように戦争に関わってきたのかを証言映像や資料で紹介しています。
館内には、多くの隊員の遺書や手紙や、飛行服、陸軍四式戦闘機「疾風」、海から引き揚げたられた海軍零式艦上戦闘機(零戦)などの展示もあります。
 
戦後80年近くが経過し、戦争体験者から直接話を聞くことが難しい時代になった今、この会館への訪問は大変貴重な機会となるでしょう。

会館から車で約6分のところには、陸軍の指定食堂だった食堂を、当時の場所に忠実に再現した資料館「ホタル館 富屋食堂」もあります。陸軍の指定食堂で、母として慕われていた鳥浜トメさんと特攻隊員の記録が展示されています。

周辺の観光スポットには、車で約30分の海沿いには、薩摩富士こと開聞岳を眺められる絶景ビュースポットとしても人気の「希望の岬」、日本地図作成のため全国を実測した伊能忠敬が「天下の絶景」と絶賛した景勝地「番所鼻自然公園」、勝負事や開運・開拓・厄除け・武運長久にご利益があるとされている「釜蓋神社」などもあります。
辛く悲しい歴史、そして命の尊さを学んだ後には、大海原を見ながら、今ある命や平和、そして未来への希望に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

知覧特攻平和会館
営業時間:午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分まで)
年中無休
所在地:〒897-0302鹿児島県南九州市知覧町郡17881番地
電話番号:0993-83-2525

知覧特攻平和会館
https://www.chiran-tokkou.jp/

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表紙写真提供:鹿児島県観光連盟