高千穂から車を走らせること約30分、九州のへそ(中心)と呼ばれている蘇陽町にある幣立神宮に到着。

樹齢一万五千年と伝えられるヒノキの巨樹がそびえる幣立神宮はパワースポットとしても知られていて、8月の五色神祭には世界中から人々が集うそうです。五色とは世界の人種を肌の色で表したもの(赤色・白色・黄色・黒色・青色)で、五色神祭は世界の神々が集まって人類の幸福、世界の平和を祈る儀式だそうです。
巨木や木々の木漏れ日や清々しい空気を味わった後には、幣立神宮のすぐ近くにある人気の「パン工房ヤマGEN」さんへ。
たくさんの種類があり迷いに迷ったうえ、アップルパイとマルゲリータと有機コーヒーをいただきました。評判通りの美味しさで大満足! 関東から遊びに来ていた友人たちも「レアチーズケーキやタルトも絶品!また来たい!」と喜んでくれました。
お腹も心も満ち満ちて、次なる目的地に出発!
車で10分ほどの清和文楽館です。
友人たちは「え?!こんな山奥にこんな施設が!」とびっくりです。
「清和文楽」は江戸時代末期(1850年ごろ)、村を訪れた淡路の人形芝居の一座から、浄瑠璃好きな村人が人形を買い求め、技術を習ったのが始まり、とのことです。

清和文楽の一座は農家の人々で構成され、地域のお宮の農村舞台で奉納芝居を上演したり、各地の行事に招かれたりするなどして、伝承されてきたそうです。

初めて観る文楽も見ごたえがありました。
九州で唯一の人形浄瑠璃が楽しめる場所、自然豊かな場所にある「清和文楽館」への旅、ぜひ楽しまれてみてはいかがでしょうか?
※こちらは展示・見学料のチケットです。公演をご鑑賞の方は別途、現地にて追加代金をお支払い下さい。
表紙写真提供:熊本県観光連盟