関門海峡ミュージアム(關門海峽博物館)

門司港観光の最初に訪れたい、海峡の魅力を網羅した情報拠点「関門海峡ミュージアム」


JR門司港駅から、明るく開けた大通りを右手に海を眺めながら歩いていくと、まるで巨大な宇宙船のようなガラス張りの建物が見えてきます。こちらが関門海峡ミュージアムです。
関門海峡は、九州の北端(福岡県北九州市)と本州西端(山口県下関市)との間に位置しています。西の日本海・響灘(外海)と東の瀬戸内海・周防灘(内海)という二つの海を結ぶ海峡です。

関門海峡の景観

この本州と九州、日本海と瀬戸内海の出会う地理と自然が、海陸交通の要衝として歴史を刻んできました。そして歴史は、門司港のみならず日本や東アジアの多様で複雑な文化を昔から今まで育み続けています。

このミュージアムのコンセプトは「関門海峡をまるごと楽しむ体験型博物館」、関門海峡にまつわる歴史、文化、自然などを展示、映像、音楽から飲食まで五感を通して知る、です。

関門海峡ミュージアム

入館してエレベーターで5階展望デッキまで登ると、関門海峡が一望できます。4階まで吹き抜けの内部を緩やかな螺旋状に下りながら、関門海峡の自然・歴史・文化を最新の技術で楽しみながら学べます。

屋内に、明治から大正・昭和の頃の街並みが再現されており、国際貿易港として栄えた当時の門司港にタイムスリップしたかのような感覚が味わえます。
1階・2階部分の『海峡レトロ通り』にはかわいい路面電車が停まり、再現された建築を通り抜けるとバナナの叩き売りの声が聞こえてきます。天井の青空の色が変化して夕闇、夜空の深い陰影に街が臨場感たっぷりに包まれると、当時の人々の暮らしや気持ちを想像することができるでしょう。

関門海峡ミュージアム館内の昔の街なみ

有料エリアの展示は多言語(日・英・韓・中)に対応しています。また、映像や音楽など五感でインタラクティブな展示を楽しむことができます。
遊具空間「海峡こども広場」、休憩室・授乳室、多目的トイレ・AED、車椅子(貸出しあり)も完備し、普通車(180台)や大型バス(20台)の駐車場やコインロッカーもあるので、関門海峡ミュージアムを拠点にすれば、門司港レトロや他施設など北九州観光もスムーズです。
関門海峡ミュージアムをベースに、ぜひ北九州観光を満喫してください。

夜の関門海峡ミュージアム

博多駅から門司港駅まで鉄道で約1時間。門司港駅より徒歩約10分
北九州空港から北九州エアポートバスで約30分強。

– 基本情報 –

関門海峡ミュージアム
所在地:福岡県北九州市門司区西海岸1丁目3番3号(JR門司港駅より徒歩9分)
電話番号:093-331-6700
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日:年6回不定休【2024年3月5日(火)、6月11日(火)、9月10日(火)、11月12日(火)、2025年1月14日、3月11日(火)】
https://mojiko-retoro9.jp/spot/kanmon_kaikyo_museum/
https://www.kanmon-kaikyo-museum.jp/