グラバー園は、長崎港の大パノラマを見下ろす南山手の丘に位置し、異国情緒あふれる長崎屈指の人気観光スポットです。かつて、夢を抱いた冒険商人たちが、開国とともに大海を越え、この地に赴きました。長崎港を見渡す丘陵地に、日本風の屋根瓦に覆われた洋風建築が立ち並び、各国から来た外国人たちがそこに暮らしました。

グラバー園では、スコットランドの貿易商人トーマス・ブレーク・グラバーの邸宅をはじめ、旧リンガー住宅・旧オルト住宅の国指定重要文化財になっている3つの他、市内から移築・復元された6つの明治期の洋館を見ることができます。
石畳を歩き、石段を上がり、洋館に入っていくと、まるで開国当時の外国人居留地時代にタイムスリップするかのようです。
園内各所が花々で彩られており、いつどこを切り取っても絵になる空間ばかりです。

「レトロ写真館」で気軽にレトロドレスをレンタルして撮影するのもおすすめです。マダム・バタフライにちなんだメイク用品や四葉のクローバーをあしらったオリジナルグッズも人気でお土産として喜ばれています。

長崎港を一望できる、眺め抜群のお洒落な喫茶室「自由亭喫茶室」では、24時間かけて、水で一滴ずつ抽出された薫り高く濃厚なコーヒーも楽しめます。
訪れた際にぜひ探して欲しいのが、石畳の一画にあるハートストーンです。「この石に触れて願い事をすれば恋が叶う」　など恋愛成就にまつわる伝説があるパワースポットだとか。

園内からは、長崎市のランドマークである稲佐山を背景に長崎港が一望でき、開港直後の偉人たちがこの絶景に魅せられたという話しも納得です。
洋館群がライトアップされる7月中旬～10月初旬（ライトアップ期間は、公式HPにてご確認ください）は、昼間とは違うロマンチックな雰囲気を味わえるのも魅力です。

園内は長崎特有の坂の多い地形のため、動く歩道やエスカレーターが設けられ、回遊道路もめぐらされています。
歴史観光ガイドが無料案内する園内ツアーもあります。

グラバー園の周辺には、「稲佐山山頂展望台」や、ステンドグラスの美しい教会「大浦天主堂」、江戸時代に日本と世界をつないだ街並みが体験できる「出島」などの観光スポットがたくさんあります。ぜひあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。

– 基本情報 –

【グラバー園】
所在地：〒850–0931 長崎県長崎市南山手町8–1
電話番号： 095-822-8223
開園時間：
●４月１日～１０月９日 ８：００～２１：３０(最終入園２１：１０まで)
●１０月１０日～３月３１日 ８：００～２０：００（最終入園１９：４０まで）　
※夜間開園期間中は、開園時間が異なります。
年中無休
https://glover-garden.jp/