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稲佐山展望台に向かう全面ガラス張りのゴンドラ

九州で体験する「空へ向かう乗り物」7選― ケーブルカー・ロープウェイ・スロープカーがつなぐ絶景と物語 ―

(2026.5.12.) 九州には、山や海、火山や夜景といったダイナミックな自然を、快適に楽しめる乗り物(ロープウェイ・ケーブルカー・スロープカー)が点在しています。
2026年現在、九州で一般旅行者が乗車できる代表的な施設は7か所。それぞれが異なる景観と文化的背景を持ち、“非日常”へと旅人を誘ってくれます。

【福岡県】都市と信仰の景色を空から楽しむ

皿倉山ケーブルカー & スロープカー(北九州市)

山頂にある展望台からは、眼下に広がる100万都市北九州を眺めることができ、「新日本三大夜景」にも選ばれた福岡県屈指の夜景スポットで「100億ドルの夜景」とも呼ばれています。

皿倉山の夜景
写真提供:福岡県観光連盟

まずは西日本最長級で全面ガラス張りの皿倉山ケーブルカーで一気に標高を稼ぎ、山上駅からは小型のモノレール「スロープカー」に乗り換えて山頂展望台へ向かいます。
昼は関門海峡まで続く雄大な景色、夜は宝石を散りばめたような夜景が広がり、写真好きの旅行者にも人気です。

公式サイト:https://www.sarakurayama-cablecar.co.jp/

英彦山スロープカー(添田町)

霊峰・英彦山は、古くから修験道の聖地として知られています。英彦山スロープカーは、参道の急勾配をゆっくりと登るバリアフリー対応の乗り物です。英彦山神宮への300段以上のきつい階段を登らずに、誰でも手軽に参拝できるように、と平成17年に開通したのが英彦山スロープカーです。より多くの方が歴史ある神社と山岳信仰の空気を体験することができるようになりました。

眼下には英彦山花園が広がり、英彦山の四季折々の花を眺めながら、7分間の空中散歩を楽しむことができます。

公式サイト:http://hikosan-slopecar.net/

【長崎県】港町と火山が描くドラマチックな空旅

長崎ロープウェイ(稲佐山)

港町・長崎を象徴する稲佐山へ向かう大型ロープウェイ。ゴンドラから見下ろす長崎港と市街地は、昼と夜で表情を大きく変えます。
特に夜景は世界新三大夜景にも選ばれ、海外メディアでも頻繁に紹介されています。

長崎ロープウェイの夜景
© NPTA 

公式サイト:https://www.nagasaki-ropeway.jp/

雲仙ロープウェイ(雲仙市)

雲仙天草国立公園内にある雲仙ロープウェイは、活火山と大自然の迫力を間近に感じられる特別な存在です。
春のミヤマキリシマ、夏の緑、秋の紅葉、冬の霧氷とゴンドラにゆられながら四季折々表情を変える山々、雄大な大自然の景観を、満喫することが出来ます。長崎県で一番高い展望所からは、島原半島を一望でき、海を挟んで天草諸島や九州山脈の山々、大気の澄み切った日などには遠くは五島、阿蘇、霧島、桜島を望むことができます。

公式サイト:https://unzen-ropeway.com/facility.html

【大分県】温泉地から天空へ

別府ロープウェイ

温泉地・別府を代表する観光施設。大型ゴンドラが鶴見岳へと向かい、別府湾や九重連山まで見渡せる大パノラマが広がります。
短時間で標高1,300m級の世界へ到達できるため、登山をしない旅行者にも人気です。
別府ロープウェイからの景観はアメリカのニュース専門放送局CNNにて日本の美しい風景31選に選ばれました。

桜の別府ロープウェイ

公式サイト:https://www.beppu-ropeway.co.jp/

別府ラクテンチ ケーブルカー

昭和レトロな遊園地「別府ラクテンチ」は、1929(昭和4)年に創業した「九州最古の遊園地」です。
傾斜30度の日本屈指の急傾斜を誇るケーブルカーの他にも、日本唯一の二重式観覧車「フラワー観覧車」があるほか、全長160mのレインボー大吊橋からは美しい別府湾が一望でき、春には桜の名所として知られており、園内は四季折々の景色が楽しめます。
公式サイト:https://rakutenchi.jp/

<まとめ>九州の“空へ向かう乗り物”は「風景×文化×移動体験」

九州のケーブルカー・ロープウェイ・スロープカーは、単なる移動手段ではありません。
都市夜景、火山、信仰の山、温泉地――それぞれの土地が育んできた物語を、空へ向かう数分間の体験として凝縮してくれます。
九州の旅で、忘れられないあなただけの風景と物語をたくさん見つけてくださいね。