中山大藤まつり

「中山大藤」ライトアップされた夜の大藤はロマンチックなデートスポットに

福岡県柳川市の中山熊野神社にある樹齢約300年余りの「中山大藤」(なかやまおおふじ
福岡県の天然記念物にも指定されているこの名木は、江戸時代に地元で酒屋を営んでいた「万」さんという人が、大阪の野田の藤のあまりの見事さに心を奪われ、藤の種を持ち帰り、自宅に植え育てたものが始まりと伝えられています。
数十年後、四尺程度(約120cm)の見事な藤の花が咲くようになり、多くの見物客で賑わったと伝えられています。
その後、現在の中山熊野神社境内に移植され、地元保存会の方により大切に育てられています。
薄紫色の美しい花が咲き乱れる4月中旬~下旬頃には、中山熊野神社と「立花いこいの森公園」で「中山大藤まつり」が開催されます。
藤棚いっぱいに優雅に咲く藤の花のカーテンは、訪れる方を魅了します。
神社の石橋にかかる見事な藤のアーチは圧巻で、まるで藤のトンネルのようです。辺り一帯に広がる藤の甘い香りに包まれながら、この下を通る至福をぜひ味わってください。この絶好のフォトスポットは、夜にはライトアップされ、一気にロマンティックな雰囲気になり、カップルにもおすすめです。ライトアップされた大藤の昼間とは違う美しい世界が広がります。
「中山大藤まつり」では、毎年、屋台も数多く出店され、ジャズライブやフォトコンテスト、農産物・特産物の販売などが行われています。藤棚の下にはテーブルや椅子が並べられ、くつろいでゆっくり藤の花を眺めることができます。
また、まつりの期間中には、隣接するみやま市の「清水山ぼたん園」と中山大藤を結ぶシャトルバスが例年運行されています。(運行については、観光サイトにてご確認ください)大藤とぼたんの両方が楽しめる豊かな機会です。

また、柳川には、水郷巡りや「柳川藩主立花邸 御花」などの歴史的観光スポットや、柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」や、「柳川鍋」、有明海で獲れる珍しい魚介類など旬の珍味の郷土料理などの食を楽しめるお店もあります。是非あわせて、柳川エリアを楽しんでみてはいかがでしょうか。

柳川までは福岡市街地から車で約1時間、または西鉄福岡(天神)駅から西鉄柳川駅まで特急列車で約50分でアクセスできます。
中山大藤まつり期間中は、西鉄柳川駅とJR筑後船小屋駅から臨時の路線バス(有料)が運行されています。(詳しくは、公式HPにてご確認ください)

中山大藤
所在地:〒832-0811 福岡県柳川市三橋町中山538-1(中山熊野神社境内)・中山547-1(立花いこいの森公園)
電話番号:0944-77-8563 中山大藤まつり実行委員会(柳川市観光課)、0944-73-8111(柳川市商工会)
開催日:2024年4月15日(月)~28日(日)
※まつり期間の藤棚ライトアップは21:00消灯。
柳川市観光情報(まつり詳細は2023年のデータです)
https://www.city.yanagawa.fukuoka.jp/kanko/meisho/2140.html
柳川市観光サイト
https://www.yanagawa-net.com/attractions/seasons/spring/