雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)でボルダリングをするこども

「雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)」雲仙火山の魅力を感じ、防災についても学べる、家族で楽しめる施設

火山のすべてを体験できる日本で初めての体験型火山ミュージアム「雲仙岳災害記念館」は、長崎県島原市、雲仙普賢岳の麓にあります。
「テーマパークのよう!」という感想もあるように、家族で楽しく遊んで学べる施設です。

「ワンダーラボ」では、さまざまな実験や、ワークショップを通じて、火山や科学、防災について幅広く学べます。
地球の力や雲仙火山の魅力を体全体で楽しみ、感じ、学ぶ体験ゾーン「こどもジオパーク」には、雨の日も嬉しい屋内遊具スペースがあり、楽しく遊びながら学ぶことができます。
「ジオマウンテントランポリン」では、平成新山の頂上からみた360°の風景をみることができ、「ボルダリング」では、平成新山と雲仙火山がつくりだした地層に見立てた崖に登るボルダリング体験ができます。また、「地層探検アスレチック・ボールプール」では、アスレチックに登りながら地層を観察でき、有明海の海に見立てたボールプールやすべり台で遊べます。
「こどもライブラリー」は、いろいろなオモチャや絵本が並ぶ乳幼児向けコーナーで、遊びながら学べ、カーペットの上でゆっくり過ごせます。(授乳室も完備)。
展望ラウンジからは、平成新山や眉山、有明海などが一望でき、良い天気ならば対岸の熊本市や阿蘇の山々も見ることができます。

雲仙普賢岳は1990年に198年ぶりに噴火し、大きな被害が発生しました。その土石流が海を埋めてできた新しい陸地に建設されたのが「雲仙岳災害記念館」です。火山についての正しい理解が、将来の災害で人命を救うことに繋がることを願いつくられました。
「雲仙岳災害記念館」は、愛称「がまだすドーム」といい、「がまだす」とは島原地方の方言で「がんばる」という意味です。
さまざまな自然災害が起こり「防災」という言葉をよく耳にする近年。「常設展示」では1990年に始まった雲仙普賢岳の噴火災害をプロジェクションマッピングやドローンの映像など最新技術を使い体験でき、いざという時の災害の備えが学べます。
また、雲仙岳で開発された「無人化施工」について、ゲーム感覚で重機を操縦しながら仕組みを理解できる体験コーナーのほか、火山の予知に使われる観測機器の紹介などもあります。

雲仙温泉郷の温泉や、島原城、島原半島のグルメなどもあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。

ジオと火山の体験ミュージアム
「がまだすドーム」雲仙岳災害記念館
所在地:〒855-0879 長崎県島原市平成町1-1
電話番号:0957-65-5555
開館時間:9:00から18:00(入館17:00まで)
(こどもジオパークのご利用時間は9:30~17:00)
年中無休
https://www.udmh.or.jp/

表紙写真提供:長崎県観光連盟